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府中は今の静岡市で、「国府」、「駿府」とも呼ばれました。このページでは府中宿と表記します。
ここは徳川家康が晩年を過ごした駿府城の城下町で、江戸初期には実質的な政治の中心は府中にありました。有名な「武家諸法度」や「禁中並公家諸法度」はここで起草され江戸に通達されるという形で発布されてます。人材や文化も多くここ府中に集まり、幕府初期は江戸をしのぐほどの勢いがあったといいます。
現在の静岡の名産といえばお茶ですが、当時の府中は籠細工や桑細工のほうが有名でした。余談ですが、府中宿の西のはずれに安倍川があり、ここにあった餅屋がカマの中で炊いた餅米をそのままついでちぎって黄粉をつけてだしたのが「あべ川餅」の発祥とも言われています。
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