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蒲原からわずか一里(およそ四キロ)でこの由比宿へと続きます。
由比は鎌倉時代から湯居宿として知られた古い宿でしたが、宿場の規模としては小さく、宿場の義務であった伝馬役(馬百匹、人足百人)の負担を果たすのが困難な宿場だったといいます。ですので江戸期を通じて結局は両隣の宿、蒲原と興津(おきつ)がその不足分の負担をしたといいます。
このあたりの海岸は原、吉原あたりと比べて波穏やかで古くから海女のにぎわった土地でした。現在も古い町並みの残る町となってます。現代では旧街道の多くの町が近代化されていてかつての町並みを味わうのは大変ですが、かつての旅愁を求める旅をするなら蒲この辺りがあたりがいいでしょう。
余談ですが、蒲原・由比あたりの現在の名産物に、桜エビがありますが、これは江戸期にはまだ無かったようです。
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