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沼津は、江戸期以前に沼津城があり、この城下町として始まっています。江戸初期に、沼津城が廃棄されますので、沼津宿は城跡を抱く街だったといえます。確かに江戸期の地図などをみると、宿の北側に城跡の様子が描かれています。
ここの名所は何と言っても千本松原とよばれた海岸沿いの松並木でしょう。松原は砂丘に連なり並んでいて、今では千本浜公園という名で避暑地、景勝地として市民に親しまれています。
またここは伊豆方面へ海産物を運ぶための港としても重要でした。当然漁業も盛んでした。いまの沼津市もこの性質を引き継いでいます。
なお安藤広重の「東海道五十三次」の浮世絵をみると松原とともに天狗の面をかついだ旅人の様子が描かれています。天狗をかつぐのは当時の伊勢参りの風習で、このことから描かれている人は伊勢参りの巡礼者ということがわかります。
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